ネットでも話題!ノルディスのバッグを徹底評価!

ども、ねこのんです。

久々にバッグのレビューでもしていこうかと思います。忖度なしに書いていきたいとはおもいますので、購入を検討されている方はご参考までに。あくまでも独断と偏見でのレビューとなります。

コロナ禍もありお出かけの機会も減り、あまり元気のなかったバッグやトラベル業界。そんな中でも最近圧倒的に売れているバッグかあります。

Nordace Siena

SNSなどの広告で一度は目にしたことがある人も多いのではないかと思います。

ノルディスにも色々なシリーズがありますが圧倒的に売れているのが『シエナ』というシリーズです。最近カラーバリーエーションが増えて現在9色出ています。

このバッグがなぜこんなに売れているのがバッグの専門家として考察してみたいと思います。

その前にバッグをざっくり3つのブランドカテゴリーに分けてみたいと思います。

1,コスパ重視のノーブランド(無名ブランド)品(1千〜1万円程度)

2,実用性を兼ね備えた大衆向けブランド(15千〜3万円程度)

3,ネームバリューのあるハイブランド(10万円オーバー)

このサイトで紹介しているのはあくまで「2」の手の届きやすいバッグがメインです。

さてノルディスはこの中だとどこに位置するのかというと、名前こそ最近は知れ渡っているものの正直「1」に近いブランドだと思います。現状は「2」という扱いになってきている印象です。

Amazonなどで検索するとやたら機能を詰め込んだビジネスリュックが3,4000円とかで売っていることがあります。写真だとそれっぽく見えても実際手にしたときのそのチープさは否めません。

元々ノルディスもネットのみの販売であり、実際商品を見て購入できなかったので慎重な人は中々手を出せなかったかと思いますが、最近は多くのお店で取り扱いが増えているので実際に見ることができるので安心ですね。

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9999円という価格

実店舗でも基本的に販売価格は9999円+税。後で紹介する機能などを考えれば1万円ちょっとで買えるかなりお安い価格。

ただ謎なことに公式サイトでは16000円から38%OFFとずっと記載されています。他のシリーズも同様の値引き表記。しかも税抜き表記は今の日本の法律的にはアウトです。おそらく大元が香港の会社で日本向けに翻訳しただけな感じがあるのでグレーなんでしょうか。。

ホームページの文言も日本のブランドっぽくない自信満々な感じの文章が並んでおり、逆にリスクを感じます(笑)

コストパフォーマンスは最上級?

自信満々な表記の通り、リュックとしての機能性は実際申し分ないとは思います。

ノルディス自体は香港のブランドでデザイン的な部分で言えば香港らしいというか、可愛らしさと洗練された感じがあり、実際実物を見てもそこまで安っぽくは見えません。

この点はノルディスが人気の出た大きなポイントであり、若い世代中心に男女問わず選ばれているのが頷けます。型崩れしにくいシルエットもリュックとして魅力的です。

収納ポケットも多数完備しており、仕分けには困らない印象。USBポート付きで手持ちのモバイルバッテリーを差しておくことで、バッグからケーブルを繋いでスマホなど充電できます。この機能がついているバッグは最近多いですが、個人的に使っている人を見たことがありません。不要な縫い目を増やしたりコードが邪魔だったりするので使わないなら無駄であり強度を落とす原因なのでマイナス点かと思います。

撥水は軽くある感じですが、ファスナーや縫い目は普通に染みそうです。全体的には雨の日は別にカバーなどが必須だと思います。

1万円程度で買えるリュックとしてはかなり優秀と言えるのは間違いないです。Amazonとかで謎のブランド買うならノルディスの方が間違えないと言えます。

強度に不安あり?

ノルディスがなぜこれだけのコストパフォーマンスが出せているかというとおそらく大量生産の賜物ではないかと思います。一般的なバッグならお店で扱うなら店頭品+1,2個倉庫に在庫を持っているくらいが普通かと思いますが、以前お店で在庫が積み上がっているのを見てバッグというよりは雑貨っぽい扱いにも感じました。

数が売れるとは思うのでたくさん在庫を持つことはあると思いますが、国内メーカーのバッグのイメージとは売り方が違う感じがします。

国内のメーカーさんでもコスパのいい商品はたくさんありますが、総じて言えることは価格なりの素材だったり縫製だったりすることは多いです。

一番わかりやすいのは縫い目を見るとその素材の強度感がなんとなくわかります。リュックなら本体とショルダーの接続部分を軽く引っ張ってみると、今にも切れそうなものがあります。本体の生地が伸びやすかったり、糸が余っていたり弱かったりしているとほころびが出やすくなります。

この点をノルディスのシエナで見てみると、全体的にはしっかりとした作りになっている印象ですが、気になるのはやはり肩紐の接続部の強度です。スクエア型で通勤通学などにも使えそうなリュックだけに重い荷物を入れる人も多いかと思います。少し負荷がかかるとほつれそうです。特に片側背負いをする人は注意です。確実にやられます。

また上部のハンドル部分もそこまで縫い込まれているわけではないので重い荷物を入れているとほつれそうです。少なくても陳列品で怪しいのがありました。

ただし、これはノルディスに限ることではないので手頃なリュックを選ぶ以上使い方には特に気を使う必要があると言えます。

他に気になる点はファスナー。YKKではなさそうですが、若干引っかかりやすい印象。バリが取れてくれば動かしやすくなりそうですが、その前に荷物をたくさん入れたり強く引っ張る癖がある人は壊しそう。また動かしやすくなった頃にはファスナーがきちんと閉まらないといった事象も起きることがあります。摩耗しすぎるとことが原因で起きるので、丁寧に開閉するのは必須です。

また小物ポケットなどの収納。便利ではありますが、一度縫い込んだだけで心もとない部分も。ガジェットように設置されたフェルトっぽい柔らかい素材のポケットなんかは縫い先がすぐ切れそうな印象です。

とりあえず荷物が多い人や詰め込みグセのある人にはお勧めしにくいですね。あとは個体不良はそれなりにありそうです。最初にも触れた大量生産などもあれば作っている人の技術も差が出てきます。

何年も利用したいという人にはあまりお勧めできないですが、1年とかで買い替えるイメージがある人ならお勧めですね。

メリット、デメリットをよく見ておこう

宣伝だけ見るとめちゃくちゃ有能なリュックに見えますが、結局は使い手次第なので自分がどのようにそのリュックを使いたいのかをよく判断して購入を決めましょう。

コストパフォーマンスの良さがノルディスのメリットですが、強度部分や人気で販路も増えているので他の人と被りやすいのはデメリットかもしれません。

比較するならこれ!

スーツケースが人気のロジェールが出しているリュック「キャサリータ」。特にこの形は素材感も色味も同じでノルディスにかなり似ています。

USBポートは付いてないですが、AGS機能が付いており背負ったときの負担を30%ほど軽減してくれる優れもの。価格も9,900円とまさかのノルディスより安いです。

強度もすごく強いということはないですが、縫製面ではノルディスより少し安心感はある感じです。その辺は色々とバッグを作っているバッグメーカーなので経験値は高そうです。

収納などの機能性も申し分ないので、ねこのんがどっちか選べと言われたらキャサリータかなといった感じです。

ぜひ本質を見極めてバッグ選びしてみてくださいね。では!

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